塾生の声

VOICE

1期生 ★★

伊藤 紀幸さん

一般社団法人AOH会長・ショコラボ・グループ代表

PROFILE

全国初の福祉のチョコレート工房「ショコラボ」グループを創業。信託銀行員時代に障がい児を授かり、国内外の格付け会社(JCR・ムーディーズ)を経て、2002年に㈱不動産投資研究所を設立。軍資金を貯めるため構想から約10年を経て2012年11月に【障がい者の雇用の場の創出と工賃アップ】を目指して、福祉施設「ショコラボ」を開設。大手百貨店・ホテル・JR・機内誌JALUXなど取引先も順調に拡大し、2019年3月には「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞受賞企業に選ばれる。同年7月には民間事業として障がい者が働くBean To Barチョコレート工房「ショコラ房」を開業。 2021年にはランドマークにも出店。著書に『夢みるチョコレート工房』(ウェッジ)。因みに、経済小説「トリプルA 小説 格付会社 上・下巻」(黒木亮著)の主人公としても出版されている。

「頭で考えたビジネスは悉く失敗した、心で感じたビジネスは悉く成功した」という教えが私のチョコレート工房を起業する契機に。

Q. 御社の事業内容を教えてください

福祉と民間の2社でチョコレート菓子を製造販売しています。

福祉のチョコレート工房「ショコラボ」では、ベルギー産のクーベルチュールを輸入して高品質のチョコレートを障がい者の方々と健常者がコラボレーションして手作り製造販売。

2015年ホワイトデーでは「おとなの週末」でお勧めスイーツとして第二位にランクインしました。(2021年10月時点で総勢約65名、うち障害手帳保有者40名超)

民間のチョコレート工房「ショコラ房」では、カカオ豆から板チョコまでをワンストップで作るBean To Bar製法でチョコレート菓子や焼き菓子を製造販売し、カカオにこだわったジェラートやワインなども販売しています。カカオ豆はオーガニック・フェアトレードを意識してタンザニア、ベトナム、フィリピン、ハイチ、ガーナ、トリニダード・トバゴ共和国など世界中から輸入しています。(2021年10月時点で総勢約30名、うち障害手帳保有者11名超)

Q. 渡美塾に入塾したきっかけを教えてください

横浜出身の著名経営者として渡邉美樹塾長の著書は何冊も拝読してお会いしたいなと憧れていました。

偶然、2016年4月に花見に家族と行った際に、渡邉塾長が後ろ向きで屋台に座っているのを発見し、ご挨拶させて頂いたのが出逢いの始まりです。 その後、参議院会館での勉強会などにも参加させて頂き、渡美塾が開講するということで入塾させて頂きました。

Q. 渡美塾を受講して心に残ったことを教えてください

リーダーとして事業と社員に対する圧倒的な熱量を塾長からヒシヒシと感じました。経営者として読書を筆頭に「学び続ける」不断の努力の姿勢にも感銘しました。また、社員300人までは毎月の給料日の前に三日間かけて全員にメッセージを手書きしていたと聞き、深い愛を感じました。

塾長が以前ご講演で言われた「頭で考えたビジネスは悉く失敗した、心で感じたビジネスは悉く成功した」という教えが私のチョコレート工房を起業する契機になっています。障がい者と共生した会社を起業するに当たり、ビジネスドメインを何にして比較競争優位性を如何に確保するかを頭デカッチに考えていた当時の私にとり、目からうろこでした。 自分が好きなこと(チョコレート)を不退転の決意で、愚直に凡事徹底して誠実にやろうと決心した瞬間でした。

Q. 渡美塾での学びを今後どう活かしていきたいですか?今後の展望を教えてください

私自身は理念共感型採用を実践して理念経営を愚直に日々実践して参る所存です。

一方、経営者として関与する全ての人々が物心両面の豊かさを感じられるように時代の流れも頭に入れながら、バランスをとって経営して参る所存です(論語と算盤)。

渡美塾での仲間達と上質な情報共有を図り、お互いに長期的な繁栄が築けるように切磋琢磨して関係性を深め、互いによい波動を生んで行きたいと思います。