塾長メッセージ
MESSAGE

渡美塾 塾長
ワタミ株式会社 会長 兼 社長

参議院議員を6年間務め、中小企業支援体制の抜本的な見直しを訴え続けてきましたが、既得権の壁は厚く、それであれば自ら実践しようと、2017年に『渡美塾』を開講しました。私は「経営」はとても素敵な仕事だと思っております。議員は法律や税制で社会の課題を解決しますが、経営者はビジネスモデルで社会の様々な課題を解決することができます。「近代マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラー氏は、『CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)』を提唱しました。本業そのもので社会問題を解決しながら、同時に利益も生み出していく経営がこれからの時代に求められています。
しかし、日本の企業経営を取り巻く環境は厳しさを増しています。コロナ禍で人々の生活習慣や行動は大きく変わりました。日本が財政破綻するリスクも高まっており、急激な円安やインフレにも備えが必要です。今こそ、経営者には「リーダシップ」と「戦略」が求められています。それは、ワタミの代表取締役社長に復帰した私自身にも言えることです。『渡美塾』は、ワタミの過去の成功事例を共有する場ではありません。経営の原理原則について学びながら、コロナ禍で縮小する外食マーケットにおいて私自身が経営者としてどのような戦略を立案し、社員にどのように向き合っているかを“現在進行形”でお伝えする場です。
私達と一緒に学び、成長し、「雇用と納税を生み、社会問題を解決したい」という情熱を持った経営者、経営幹部、起業家を目指す方は、是非『渡美塾』の門を叩いてみて下さい。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。